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プラちゃんの部屋~変てこスリランカ人留学生(だった)奮闘記~

漢字間違えてても言葉変でも気にしないでね~

平和のはじまり

皆さん、こんにちは!
今日は皆さんにご報告したいことがあります。
スリランカが30年間ずっと苦しんでいた内戦がようやく終わりました。
内戦といっても、日本の報道はあまり知らない人が書くみたいでタミル人VSシンハラ人の戦いと書いてある新聞やテレビもあったけど、これは絶対的に違った。
タミル人の中でもスリランカを支配しようとするLTTEというタミル人テロリズム組織との戦いでした。やっと、LTTEのトップでスリランカでいろいろところに自爆テロを起こさせていたプラバーカランという人物が政府軍の攻撃で死んだ。この人物の指示によって、LTTEのテロが起こされていたんだけど、このプラバーカランの遺体の映像もスリランカではニュースで流れている。わたしはインターネットでいつもスリランカのテレビを見ているんだけど、この映像をみて、何の気持ちも起こらなかった。やっと終わったという嬉しい気持ちも悲しい気持ちも、本当に無の感じだった。ただ、本当に終わったんだということがわかった。

プラバーカランは、最後、幹部3人で1億ルピーのお金を持って逃げようとしていた。
信じられないことだ。プラバーカランは、純粋なタミル人の子供や女性も洗脳して、兵士にしていた。それで、一人ひとりには戦いの中で何か政府にやられそうになったら、自分で死ぬように小さなビンに入れた毒を持たせていたからだ。それを10歳くらいの子供に配る映像もテレビで見せていた。まるで何か良いことをして賞状をもらいにいくみたいに子供が小さなステージみたいなとこに呼ばれてもらっていた。それと、女性はあまり怪しまれないから、よく政治家の演説とかで政治家の近くに市民がこれるときに自爆テロをさせていた。洗脳された女性はサリーでおなかに爆弾を隠していることが多かった。LTTEが自爆テロを起こして、バスや車でのテロも一体、何万人の人が犠牲になったか。
とにかくプラバーカランは、人に自殺をさせていたのに、最後はだめだとわかったとき、金と一緒に逃げようとしていた。テロで犠牲になった人たちだけじゃなくて、洗脳されて自爆テロを起こして自殺した人たちも、自分たちの信じたトップがこんな人だとわかっていたら、テロは起こさなかったかもしれない!

プラバーカランは、インド人で約30年間スリランカで武装組織を作っていた。この人物は、一体なんのためにスリランカに対して戦争を起こしていたのか、本当にわからない。
1990年代にスリランカに味方をしたインドの首相だったラジーブ・ガンディーの暗殺を指示したのもプラバーカランだ。だから、プラバーカランという人物は、タミル人の一部の中ではヒーローみたいだったけど、インドの中でも平和のためにこの人物が消えてほしいと思っていた人はいっぱいいた。そして、結局最後は、自分と同じ民族のタミル人を人質にして自分を守っていた。本当にタミル人のために起こした戦いだったら、そんなことは絶対しないはずだ。LTTEがスリランカで勢力を広げていた初めのころは、スリランカのタミル人の中でもLTTEに味方をした人がいっぱいいたけど、段々LTTEのテロのやり方もわかって、タミル人のみんなも、もうスリランカからLTTEがなくなってほしいと思っていた。

それでやっと5月18日に人質になっていた全部のタミル人を救って、5月19日にプラバーカランが死んで、戦争が終わったという大統領の宣言が出た。
スリランカでは、やっと本当の平和がきたと思って、みんな道では自分でキリバットというお祭りのときに食べるココナツごはんを配ったり、お菓子やバナナを配ったりしてお祝いをしている。このお祝いの時期に、わたしは今すぐにでもスリランカにいって幸せをみんなと一緒にお祝いしたいくらいだ。

でも、陽子ちゃんがわたしをいろいろ教育する。終わったとうかれていても意味がない。
戦争で犠牲になった人たちがすごい数だから。それと、スリランカの北東部で人質になっていたり、戦地になっていたりして家もなにもかもなくなった人たちがいっぱいいるから、うかれて気分はあまりよくないって。政府はすごい急速で、今あの人たちの家を作っている。政府はタミルの人もいるし、どうやってあの人たちを救うかいろいろ政策している。

あと、陽子ちゃんが最後にいうのは、「仏陀だったらプラバーカランを殺したか?」ということだ。これはずっとわたしの心に疑問が続いている。仏陀は昔999人の人を殺した凶悪犯人が1000人目で自分のお母さんを殺そうとしたとき、あの凶悪人の前に現れた。
仏陀の姿はそれだけで人をわからせるパワーがあるから、それであの凶悪人は自分の今までどんなひどいことをしたかわかって、自分も仏陀の道にいった。陽子ちゃんは仏陀の教えの通りだと、この現在の世界でスリランカで戦争が終わっても、プラバーカランは憎みをもって死んだから、来世もきっとなにかの形で生まれかわって戦いをするかもしれないという。仏教の教えはそういうカルマを消すことでしょうという。陽子ちゃんは昔チベット密教も研究していたから、ダライ・ラマを尊敬しているから、ダライ・ラマのやり方をわたしに言う。チベットはどんなに中国から何十万人何百万人殺されても、チベット軍をつくって中国に攻撃をする政策をやっていないって。それはダライ・ラマが憎みは武力では絶対解決できない、解決できる一つの方法は対話という方法だけだといっているからだと教える。

スリランカは、第二次世界大戦のとき、日本からも侵略されて爆弾が落とされた。
それで戦後日本が支配した国に賠償金を払うということになったとき、スリランカが一番に賠償金の受け取りを拒否したんだよ。それはあの時のジャヤワルダナ大統領が
「憎しみは憎しみによって止まず」という言葉を使って、賠償金の受け取りを放棄した。だから、今スリランカ人は日本に対して戦争の憎しみを持っていないし、逆にすごく日本を尊敬している。それと日本もそういう親日スリランカをそれからずっとサポートするようになったのはこれがあったからだ。

確かに、こういうことを考えると憎しみを残さないで終わらせるためには他の方法もあったかと考えることもできる。今回政府軍はプラバーカランを生きたまま捕まえて裁判で罪を決めることはできたし、インドのタミルの一部の政府がプラバーカランをほしいと言ったといったということも聞いている。だけど、政府はいろいろ考えて最終的に攻撃をすることにした。
わたしは、裁判をしてもどうせ死刑になるから、攻撃をしたことは正しいと思っているけど、世界はどういう非難をするかもしれないということも考えるようになった。
でも、今回LTTEを壊滅させるまで政府は戦う姿勢を出したのはマヒンダ大統領だ。
前回の女性の大統領のチャンドリカは、これを決断できなかった。自分もテロにあって少し恐怖の気持ちもあったかもしれない。そういうこともあって、マヒンダは最初から「私は自分が殺されても、このテロとの戦いは終わらせる」という声明を出していた。LTTEを攻撃することは、インドの首相がプラバーカランによって暗殺されたみたいに自分も暗殺される可能性が高くなるということを最初からわかっていた。
でも、あのマヒンダは絶対にやって終わらせて、誰でもがスリランカのどこでもいけるような平和の国にしたいと思っていたから、やったんだよ。わたしは、仏陀だったらということを考えると、考えが終わらなくなってしまうから、今回はわざと考えをやめることにしようと思っている。それよりも、これからスリランカがどうやって発展していくか、そういう方向で考えたいと思っている。

とにかく、スリランカからLTTEはいなくなった。日本の報道や海外の報道は本当のスリランカの中を知らないから、民族紛争といわれていたけど、スリランカ人はそれはおかしいと思っている。この戦争はテロリズムに対する戦いだったからだ。LTTEは世界最大のテロリズム組織といわれていて、海外のいろいろヤバイ軍事組織とつながっていた。それで自分たちが最終的に人質にしたのは、自分たちと同じタミル人20万人以上だ。これも世界最大の人質人数だという。こういう恐ろしいことをする組織に、スリランカ政府は今まで勝てるわけないと思われていたんだって。でも、本格的におわりにすると宣言をしてマヒンダは2年でLTTEをスリランカから消すことが出来た。

これでやっとコロンボや都会でも、テロがなくなってみんな安心して暮らせる社会がきた。何度もいうけど、これは民族紛争じゃない。わたしたちシンハラ人とタミル人は、もう仲良く暮らしていたからだ。タミル料理はわたしたちの料理と違って、いろいろ珍しいものもあるし、おいしいものがたくさんあるから、よくタミルレストランも行っていたんだよ。
(特にトーセというのがおいしいんだけど!今度また紹介するよ)
本当にシンハラ人もタミル人もムスリムもキリスト教徒も普通に暮らしていたんだけどなあ。だから、今回スリランカの戦争がよく報道されるようになって日本の報道ではシンハラ人がタミル人をつぶしたみたいに書いてあるところがあるからびっくりすることがあった。でも、タミル人もLTTEが消えてくれることを望んでいた。わたしの友達のタミル人は、コロンボではLTTEの自爆テロがよくあったから、LTTEじゃないかと疑われたりして、面倒だったといっている。

まあ、海外の報道はどうでもいいでしょ!とにかくスリランカは平和がきた。
これから、もっと文化もオープンになっていっていろいろ楽しくなると思う!
今までいけなかった北東部のジャフナやトリンコマリーもすごく綺麗なところだから、わたしもいってみたいし、いろいろ海外から旅行にもきてほしいと思っている。
これを読んでもらっている人にも、いろいろスリランカのことをもっと知ってもらいたいと思っている。
わたしが日本に紹介しているスリランカのものは、宝石や紅茶とかだけど、本当にいいものがいっぱいある。美しいものが本当に何にも邪魔されないで美しさを発揮できるのは、これからでしょう!わたしは、スリランカ人だからスリランカの社会発展を希望していて、何かをそこからやるつもりだけど、段々世界の困っている地域にも何かできることを広げていきたいと思っている。

とにかく、やっとスリランカから恐怖はなくなって、本当の平和がきた。
どうか、これがずっと続いて、これからもっとスリランカが発展して、世界にもなにか大きな役割ができる国になりますように!!

蓮の花。泥の沼の中からこんなに綺麗な花が咲く。
仏陀が生まれてすぐに歩いたといわれているけど、足跡からこの花が咲いた。

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